ポルノグラフィティ全書
~ALL TIME SINGLES~

DISC3

DISC3

01

今宵、月が見えずとも

作詞:新藤晴一 作曲:岡野昭仁 編曲:ak.homma,Porno Graffitti

今宵、月はどこを照らすの?厚い雲に覆われた空
今宵、君は誰に抱かれているのか 雨に一人 泣こうか

すべてを分かりあえると思い 期待などした自分を恥じれば
太宰を手に屋上に上がり この世などはと憂いてみせる
空にツバを吐いたら自分にかかった

旅人気取りでいたいくせに 迷い道回り道が嫌いで
雨風凌げる屋根の下で グーグル検索で世界を見る
君に届かず 愛の言葉

今宵、月はどこを照らすの?厚い雲に覆われた空
今宵、君は誰に抱かれているのか 雨に一人 泣こうか

こびりついた虚勢と見栄とが 恋愛事にまで顔覗かせ
離れゆく手を掴むことさえ ひどく難しいことにさせた
会えなくなるとは知ってたのに

今宵、月が見えないならば 雲の切れ間ひたすら待とう
今宵、君が見上げた空には月が見えているのだろうか

目指すなら荒野がいい 無垢な光が見たい

いやにもなるさ 自分自身 その正体

くだらないと嘯いてきて 何もかもを知った顔して
何もできない自分隠して 本当を失した
見えないものを見ようとすれば まぶた閉じるそれだけでいい
君がここにいないとしても 今宵、月が見えずとも

02

この胸を、愛を射よ

作詞・作曲:新藤晴一 編曲:ak.homma, Porno Graffitti

言葉になど出来ない涙だってあるさ
そんな日は何も聞かず 君のそばにいる
悲しみの静寂に 君が消えぬように
光がどこかにあること すぐに思い出してくれるように

雷がまさに君を貫こうと唸ってるなら
切り立ったビルに僕が登って その的になろう
輝く明日が君に訪れるまで

白と黒の世界に 時のない過去に
手足を掴まれたまま 動けないでいる
君の名を何度も 呼んでいるから
どんな時も僕の声がする方へ歩いてくればいい

狼の群れが君の眠りを狙ってるなら
この身を差し出しても 安らかな夢を君に
新たな朝日が君を揺り起こすまで

本当は君のために出来ることなどなくても
他の誰より強く思っているのは本当
ほんの少し勇気が必要な時には
いつだって君のほんの少しになろう

03

アニマロッサ

作詞・作曲:岡野昭仁 編曲:ak.homma, Porno Graffitti

風を切るツバメのように 一瞬で目指す碧い海へ行けるなら
こんなに泥と埃にまみれた 棘の道を行かず済んだのに
背中には翼は生えず この足はもつれ つまずき 先はまだ長い

それでも男達はひたむきに歩き続ける

君がここに居ることで僕はこの旅の先を知るだろう
足元を照らしてくれる光のように輝いてる
君とここに居ることを僕はそれを愛と呼んでいいのかい?
この肉体からだ この心 君をずっと守りたい

そばにいる 終わりまで

粉雪の結晶のように 美しい形のものなんて望まない
ましてや 締まりの悪い馴れ合うばかりのものなら もう無くていい
キリキリと張り詰めているピアノ線のように繋がることを望んでる

決して目を逸らさずまっすぐに見つめ続ける

運命の鐘が鳴る それは何色の「明日」を呼ぶんだろう?
喜びも悲しみも僕達には選べない
ならば 君の涙にも微笑みにも花を添えよう
その気持ちきっと忘れない 僕とともに焼き付けよう

離さない 終わりまで

君がここに居ることで僕は僕で居る意味を知るんだ
ほとばしる真っ赤な愛情 僕の命を燃やしてる
君の為に僕は居るから
この肉体からだ この心 君をずっと守りたい

そばにいる 終わりまで 離さない

04

瞳の奥をのぞかせて

作詞:新藤晴一 作曲:岡野昭仁 編曲:ak.homma, Porno Graffitti

空のワイングラスの横で 私の目覚めを待っているのは
千切られた紙切れに列んだ 青いインクで書かれた美しい文字
ふたりで夜に漕ぎ出しても 夜明けの頃にはひとり置き去り
愛してはならぬと拒んでも 抱かれてはならぬと解いても

いけない時間は甘噛みのように 淡い赤色 消えない痕を残して

こんなにもあなたのことを想ってるのに
時々どうしようもないほど憎くなる
あなたは瞳の奥をのぞかせない
そのくせ私の心は何もかも見透かされてる

ピアノのように磨きあげた あの黒い車はどのあたり?
この「さよなら」はひと時のため? それとも永久の別れなのか

失い続けるばかりの時間 無垢な笑顔ではしゃいでたのは遠い日

いつからか恥じらうことさえ忘れてた
無理矢理剥ぎ取ってしまったのはあなた
はだけた自分の素顔を見つめると
ユラユラ淫らな欲望の炎を灯していたの

開けはなったままの天窓に 煌めいてる星々は決して
ひとつとこの手に落ちない それならばそっと窓を閉めましょうか

秘め事はいつも秘め事のまま 誰も知らない 暗い闇へと 消えてく

こんなにもあなたのことを想ってるのに
一秒針が進むごと強くなる
あなたの瞳の奥がのぞけたなら…
ひとつでも本当の気持ちを探せたら…
それだけでいい

05

君は100%

作詞・作曲:岡野昭仁 編曲:ak.homma, Porno Graffitti

ベッドに倒れ込んでため息一つ
バイトで疲れ果て身体は重い
想像した将来は近づいて来ない
シーツに顔うずめて「なんでだ?」って呟いた真夜中

Ah Ah Ah Ah Oh God bless you 願いは届かないのか

100%うまくいくという人生ってどうなんだろう?
完璧なストーリー 最高だと思っちゃうけど
失敗の次にある成功が何よりも勝って
素敵なものになる 君自身で証明をしてみるんだ

夢は壮大 バイタリティは特大
力まかせ我が道を行けば辿り着くと信じてた

Ah Ah Ah Ah Oh Life goes on 迷える子羊よ どこへ?
100%自信に満ちて固まった決意が
ボロボロと少しずつ削られてく
だけど最後に残ったものはよく磨き込まれて
キラリと輝ける君にとって宝物になるんだ

大きな帆を立て航海に出よう ガイアの果て
東西南北を夢中で駆け回り自分だけ知る楽園へと

誰もが一度は彷徨い通る道だから
孤独を感じなくてもいい 怖くはない 一人じゃない
「明日」っていつも真新しくて真っ白なキャンバス
思いのまま自由に描いていい
初めは綺麗じゃなくてもまた次の「明日」に
何度も飽きもせず色とりどりの君の未来を描け

06

EXIT

作詞:新藤晴一 作曲:新藤晴―, ak homma 
編曲:ak.homma, Porno Graffitti

途切れない地下鉄に 吸い込まれ 吐き出され
他人ばかり
揺れるたび入り乱れる ひとの場所 僕らの場所
ぼやける境界線

今 手を放せば 君は他人たちの海ヘ
消えてしまうこと 知っているつもり

狭い出口に言葉たちが殺到していて
もどかしく立ち往生する やるせのない日々
地下鉄のホ一ムに残り 乗るはずの電車を今日も
黙って見送るだけ

地上では強い雨 降り出してきたんだろう
濡れた車体
「これ以上この場所に 留まってはいけない」と
トイレの落書き

涙をうかべて「自分勝手」と責めるかい?
どうしようもないことだってあるんだ

僕は上手に笑えてたかい? 泣けていたかい?
どんな時も 君が望んでる 僕でいたかった
どんな時も 強い姿で 君の前に立っていたかった
上手くはいかなかった

暗い足元こんなにも頼りなくて
信じるものが今ひとつ フワフワと掴めない

取り戻せたなら ただとりとめのない話に
柔らかな相づち 穏やかな午後

狭い出口に言葉たちが殺到していて
もどかしく立ち往生する やるせのない日々
闇雲に強い力で押さないで 何が大切?
探しているところだ

07

ワンモアタイム

作詞・作曲:岡野昭仁 編曲:田中ユウスケ, 近藤隆史, Porno Graffitti

LaLaLaLaLaLa I believe, one more time
LaLaLaLaLaLa Do you really want?

次から次へと 果てしなく繰り返される
明日の行方を遮る現実達

無力を嘆いて 黙っても
悲しみに怯え 逃げても
あなたを守れなければ終わり ならばどうする?

One more time 僕らの中にある あまねく無限の力を感じて
Be with you 大切な人の 手を離さず駆け抜けて行くだけ

LaLaLaLaLaLa I believe, one more time
LaLaLaLaLaLa Do you really want?

優しさにぬくもりに 救われて歩き始めた
誰かへ 同じように返したい 忘れたくない

こぼれた涙を拾って
未来の種へと注いで
あなたと花が咲くのを待とう どんな色だろう?

Day by day 微笑みの花よ 平和の花よ 真実の花よ
Way of life 願いを込めよう 少しでも遠くまで届くように

僕らは繕うものは無くなった
だからこそ夢があるって思い出す
遠くに一つ輝く星の
果てなき時間ときと比べてみれば
傍に 傍に あるよ

One more time 僕らは信じてる 心と心が繁がった時に
きっと新しい明日の風が吹き背中を押してくれる

LaLaLaLaLaLa I believe, one more time
LaLaLaLaLaLa Do you really want?
LaLaLaLaLaLa I believe, one more time
LaLaLaLaLaLa 未来のため

08

ゆきのいろ

作詞・作曲:新藤晴一 編曲:Tomi Yo, Porno Graffitti

暗い部屋の壁に掛かる一枚の絵
泣いたり笑うたび塗り重ねてきた
綺置な色ばかりじゃない僕の絵に
雪のような君の姿 どう描こうか

僕は指先を汚したまま突っ立ってる
こんな手で触れたら消えてしまわないかな?

殴り書きのままだった僕の未来までも
とても意味があるような気持ちになる
今 君がいるだけで 全部がうまくいきそうで
進んでゆける

誰かにひどい言葉 投げつけられ
破り捨てそうになった時もあったけれど
大切なものは確かで そんな簡単に
穢されはしないとどっかで感じていた

愛でるでもなく 飾るでもなく
何気なく過ぎる日をありのままに写して

降り注ぐ光の中で どんな君に会えて
あとどれだけの表情を 見つけられる?
温めた掌で 新しい色を乗せるよ
交わるレイヤー

雪の色は何色だろう?ただの白じゃ冷たくて
この町を覆う雪はどこか暖かく見える

自分ではどうしようもない 縺れあった昨日を
丁寧な手順でそっと解いてくれた
迫る夕間の底 沈んでしまわないように

殴り書きのままだった僕の未来までも
とても意味があるような気持ちになる
今 君がいるだけで 全部がうまくいきそうで
進んでゆける

09

2012Spark

作詞:新藤晴一 作曲:岡野昭仁 編曲:tasuku, Porno Graffitti

修羅場を演じる時代劇の ど真ん中に立ってるみたいだ
襲ってくる刀を避けて 「2012」の街に生きる

愛しさ募れば 弱気にもなって
その弱気突かれりゃ 愛しい人も守れない

闇夜の空に火花散ったなら
一歩たりと退けはしない戦いの合図だ
あぁ優しくなりたければ強くあれ
咲き乱れ花となる 俺達のLITTLE SPARK

LEDが光る信号機 危険察して点滅している
それでも俺達の場所は 「2012」の街にしかない

気楽なアプリが 画面を埋め尽くして
視界まで遮る 愛しい人の姿さえ

あなたに見せる顔が笑ってりゃ
涙など人知れず背中で流せばいい
あぁそんな男になれやしないかなぁ
古くさい時代から放たれるLITTLE SPARK

熱い鍔迫り合い 肚に決めてる決意(我が Sparking Men)
狙う振り向き様 勝負はいつも水心

闇夜の空に火花散ったなら
一歩たりと退けはしない戦いの合図だ
あぁ優しくなりたければ強くあれ
咲き乱れ花となり散りゆけば

それがこの時代だとか言われたら なんとなく頷いてしまいそうにもなる
では誰のための時代か? 問うたなら
そんなもん 俺達の為なんだと
得意げな顔をして言い切ろう
立ち回り入り乱れ食らいつくLITTLE SPARK

10

カゲボウシ

作詞・作曲:岡野昭仁 編曲:馬場一嘉, Porno Graffitti

ひとひらの夢 夢に焦がれ
まっすぐで 強がったキミが居る
物語る背中 美しすぎて
危うげで 少し心配
時には陽の射さぬ 道を歩いていても
決してうつむかないよう 顔を上げて

会いたくなったら 思い出して 僕はずっとキミのカゲボウシ
駆け抜けて 心のままに どこまでも寄り添うから
嬉しくなったよ キミが居るから 僕の未来も微笑みばかり
ありがとう この胸の中 優しさでいっぱいだよ

長い道だから 忘れないで
越えたとき 見えるその景色を
一つずつ ちゃんと 心へ刻む
それこそが 生きる証

例えば間違って後戻りをしても
決して無駄にはならない 自信を持って

泣きたくなったら ここへおいで 僕が全てを受け止めるから
張り詰めてる 心の糸を 少し緩ませたらいい

会いたくなったら 思い出して 僕はずっとキミのカゲボウシ
駆け抜けて 心のままに どこまでも寄り添うから
嬉しくなったよ キミが居るから 僕の未来も微笑みばかり
ありがとう ここは僕らの 世界で一つだけの場所
さあ行こう 扉 開いて待ってる
夢はもう すぐそこだよ

11

瞬く星の下で

作詞・作曲:新藤晴一 編曲:田中ユウスケ, 立崎優介, Porno Graffitti

見渡す限りの荒野に ひとり立っているんだ そりゃ身震いもするだろう
幼い少女が 夢に見ている 白馬の王子みたいなもの
僕らもどっかで 知らないうちに 期待してしまっていたのかも

不完全なこの世界を 誰かが
描き足してくれるなんてない

信じるという言葉を 君は子供っぽいと笑うかい?
見渡す限りの荒野で 行き先を示すもの
胸に抱いて歩いてこう 世界がわずかに輝く

僕の手にある『運命』という名の分厚い本を眺めている
なぜだろう 今は開く時じゃない そこに何が書かれていても

ろくでもない未来などは知りたくない
それをいつか 愛す事も

人は真実か嘘かをことさら知ろうとするけど
それは長い時の中 何度も入れ替わる
今日の涙は明日の笑顔になったらいいけど

白馬には自分が乗るほうがいい
大切な君の手をとりずっと高くまで行こう

この場所がどこだろうと見上げれば瞬く星
その下で君を思えば 悪くない夜になる
不安を数えた指に温もりが灯る

信じるという言葉を 君は子供っぽいと笑うかい?
見渡す限りの荒野で 行き先を示すもの
胸に抱いて歩いてこう 世界がわずかに輝く

12

青春花道

作詞・作曲:新藤晴一 編曲:tasuku, Porno Graffitti

放課後の渡り廊下 君の肩は震えてた
"ありがとう"は間抜けな僕の最後の本音

あの頃の僕たちは流れる時の前に ひどく無防備だったね

青春に咲く花の散り様 散り様こそ花の命
日陰に咲いたこと嘆くな 格好つかない日々こそ我らの花道

Gimme Gimme Gimme Gimme 燃える
Make it Make it Make it Make it 愛の
Gimme Gimme Gimme Gimme 二度と戻らぬDAYS

友達に背中押され 君と越えたあの夜は
二人から無邪気な笑みを奪っていった

旧校舎で二人聞いた 彼方に響く 雷鳴 "怖いね"と言った瞳

拳を握ってはみたけれど 振り上げてはみたけれど
何を殴ればよかっただろう? 上げた腕の重さに堪えかねていた Keep on

Gimme Gimme Gimme Gimme 心
Make it Make it Make it Make it 体
Gimme Gimme Gimme Gimme 頭絡まるDAYS

あの頃の僕たちはがむしゃらだった そしてきっと馬鹿だったかも

青春に咲く花の散り様 散り様こそ花の命
日陰に咲いたこと嘆くな 格好つかない日々こそ我らの花道

Gimme Gimme Gimme Gimme Gimme now
Make it Make it Make it Make it Make it now
Gimme Gimme Gimme Gimme Gimme now
Make it Make it Make it Make it Make it now
Gimme Gimme Gimme Gimme Gimme now
Make it Make it Make it Make it Make it now
Gimme Gimme Gimme Gimme Gimme now 遥か遠き日々の夢

13

東京デスティニー

作詞・作曲:岡野昭仁 編曲:宗本康兵, Porno Graffitti

カクテルに浮かぶ冴えない顔は誰?
明日へと立ち上がるが足取り重い
交差点に群れる若者のエネルギーを
羨んだ俺は何処へ行くのだろう?

迸るほどの青春の残骸を探せど
見つけられない 俺だけど 歯を食いしばり生きてる

男って愚かにもちっぽけなプライドを
捨てられず雁字搦め そんな俺を見つめるあなた
哀れみはいらないよ やるせのない風が吹く
這ってでも転んでも出口を見つけよう
I need you I want you
あなたに出会えたからそう言える

オレンジのタワーのライト消えた瞬間とき
二人きりすべてを忘れ確かめ合った
潤んでる瞳 それが答えだったの?
こんな俺を必要としてくれている
始まりは名前も知らぬ赤の他人だった
それが今 運命さだめなのか 魂で呼び合ってる

男なら何度でも惚れたひと 守り抜く
身を呈し雨風も躙り寄った時代ときの炎も
あれほどに愛しかった 我が身すら惜しくない
人知れぬ獣でも変わらぬ生き様

男って懲りもせず ちっぽけなプライドで
打って出る負け戦 だけど胸は熱くなるんだ
曖昧でボヤけてる景色など見たくない
敗れても笑ってよう あなたがいるなら

I need you I want you
俺にはあなたこそがすべてさ
I love you I love you
もっともっとあなたを愛していたい

14

俺たちのセレブレーション

作詞:岡野昭仁, 新藤晴一 作曲:岡野昭仁 
編曲:江口亮, Porno Graffitti

丸い月がずっと笑いかけてくる
惚れちゃった 戻れないよ 憧れじゃ終われないよ

大胆に行こうだなんて口にするけど
地を這うほど慎ましく進む現実
見上げる宇宙そらは遠ざかり 後戻り 無情のレース

当てのない旅を長く続けたら
手が届きそうな瞬間は何度かあって
その数ミリは一向に縮まらない エンドレス

振られたら振られるほど募る 一途な恋心

Going to the moon 飽きもせずに夢を見る
黄金の大地踏んで ゴールのテープを切ろう
幻想じゃなくアポロは降り立ったんだ
俺にでもきっと行けるイメージが離れないよ
星空のセレブレーション

不時着した月の砂漠を見渡せば
緑色の肌した生き物に囲まれ
バナナみたいな銃が狙う俺のガールフレンド

思わずたどり着いたはいいが ここでは異邦人

逆回転ヴォイスみたいな変な声で
そいつらが俺に向かい問いつめるのは “Who are you?”
やなことを聞くね 半端な俺に
その答え もしも 知っているなら教えてくれよ
ここはどこ? 私はだれ?

今日の月は格別に綺麗でしょう
瞳に涙 涙 涙を流せと言ってる

Going to the moon 飽きもせずに夢を見る
黄金の大地踏んで ゴールのテープを切ろう
幻想じゃなくアポロは降り立ったんだ
俺にでもきっと行けるイメージが離れないよ
晴れ姿のラビット 星空のセレブレーション Hold it tight

15

ワン・ウーマン・ショー〜甘い幻〜

作詞・作曲:新藤晴一 編曲:宗本康兵, Porno Graffitti

「こんな私でも幸せになれるかな?」
冗談みたいにあなたに聞いたけど
星降る夜空の見守る口づけが
本当の気持ちを言葉にさせたの

口の悪い友達が言うわ
ずっと朝からニヤついてるって
あなたのことを考えてたから
本当 馬鹿みたいね

目と目が合ったら 戻れなくなっていた
これまでの恋と 違うと思った
星降る夜空の大きなスクリーンが
映し出したのは “ワン・ウーマン・ショー”でした

仲の良さそうな家族連れに
自分重ねて慌てて消した
笑っちゃうほど恋をしてたの
本当 大人なのにね

「こんな私でも幸せになれるかな?」
冗談みたいにあなたに聞いたけど
星降る夜空の見守る口づけが
本当の気持ちを言葉にさせたの

聞かせてよ あの時の あの瞬間に
その胸に浮かんだ答えは何?

目と目が合ったら すぐその気になるのが
悪い癖だと 友達は言うわ
星降る夜空に朝日の幕が下り
静かに消えたのは 甘い幻